今年の夏のはじめにいくつかの雑誌に米飯製炭所のことを取り上げてもらっていました。
どちらも大きく取り上げていただきまして大変ありがたいです。
炭やきを始めたばかりのころ、まだ取材されることにも慣れていなかったですし、伝えたいことがありすぎて掲載前に何度も訂正をお願いしていました。
いま思うと取材は生ものなのでその時その人が感じたことを尊重すべきだし、あちらもプロなのだから互いにリスペクトして取材を受けるべきだったと反省しています。
今回の記事はほとんど訂正していないのですが私が伝えたかったことが記事になっていなかったと反省しています。
読者あっての記事ですので読者に伝えたいことを記者は取材するわけですが、私が本当に伝えたいこと。読者に知ってもらいたいことを記者さんに伝えなければならなかったのです。
具体的に言うと木炭そのものよりも私の経歴が主張されてしまうということです。
確かに読者は「どういう人が炭をつくっているのか」、「なぜこの人は炭をつくることになったのか」ということに関心があります。ですが、それだけでは「よし、この炭を買ってみよう」とまではならないのです。
私の経歴を知ってもらったうえで「この木炭がどう優れているのか」をきちんと伝えなければ読者が購入行動には移らないのでしょう。
事実、雑誌に載せていただいた以降ホームページのアクセス数は増えてきてますが注文数はあまり増えていません。
ところで、わたしはわたしのつくる木炭が日本一だとは思っていません。
日本中の人にわたしのつくる木炭を使ってもらいたいとも思っていません。
私は日本中の人が地元の木炭を使ってもらいたい。北海道・旭川近郊の人はわたしの木炭を使ってもらいたい。そう思っています。
それは先人や同業者へのリスペクトでもあります。
その思いが前に出すぎて自分の炭をプロモーションすることを怠っていたのだと感じました。
とはいえ自分で自分を褒めるのって難しいですよね。
ということでこれからはちょっとずつ自分の炭の良さも伝えていけたらと思っています。
見にくいですが雑誌の記事を載せておきます。
注意)今回の記事に関してはいずれも素晴らしい内容でしたし記者さんはうまくまとめてくださっています。私の伝え方の問題です。
雑誌HOほ 2023年8月号
JR北海道社内誌2023年7月号
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